ワタタツの日記!
2017 年 9 月 8 日 (金)
☆ RubyKaigi (本体) が広島に来ることがいかに貴重なことか
RubyKaigi 2017、ついに10日後、開催。
さてさて広島国際会議場で開催される RubyKaigi 2017 という国際会議が、いよいよ10日後 (18日(月・祝)から; 前夜祭は9日後!) に迫って参りました! なぜか RubyKaigi 2017 のオーガナイザの一人ということになっている Nyoho です。おはようがんす。
この記事で、広島やその近辺で、
- 「RubyKaigi ってなんじゃらほいじゃら」
- 「そんな会議にわしが行ってものう……」
などと思っていらっしゃる方向けに、RubyKaigi (本体) が広島に来ることがいかに貴重なことかをご説明しようと思います。
ここで唐突に、第100回 WEB TOUCH MEETING のオープニングアクトの前に、ちょっと告知したときのスライドを貼り付けておきます。
RubyKaigi 2017 (本体) (広島開催)のここがすごい
では、ご説明して参ります。
RubyKaigi 本体が広島に来ることが貴重
まず RubyKaigi の本体自体が、広島に来ることが貴重です。 いわゆる地域 RubyKaigi というのは、あちこちで開催されていますが、この「本体」の RubyKaigi は圧倒的に別格です。
しかも、去年 2016 から、規模的に東京で会場確保が辛くなってきたので、東京以外の開催となって参りました。2016年は京都。そしてなぜか今年2017年に広島の国際会議場に白羽の矢が刺さったというわけです。
なぜ広島開催となったかについては、Mr. RubyKaigiこと松田さん (マツダじゃない) のポエム「RubyKaigi 2017はなぜ広島開催なのか? 」をご覧ください。
生きている間にもう広島には来ないかもしれません。
参加者がすごい
そして参加者がすごいです。ざっと、
- 例年1000人規模の参加者です。
- 200人ぐらい海外からの参加があります。
という人数だけでも大型の国際会議です。
世界中のマジモンの Ruby、Cプログラマにごろごろ会える
人数だけでも、大型学会レベルなのに、加えて凄腕のプログラマがたくさん来られます。
特に、Ruby コミッタという、Ruby 本体を開発されている方々は、たぶんみんな来られます。
いわゆる CRuby という通常の Ruby の実装は、C言語で書かれています。Ruby 本体を開発されている人がごろごろ参加されるということは、C言語の魔術師がごろごろそこら中を歩いていてお話しできてしまうというわけです。
「世界中の "geek" な Rubyist が集まるRubyの国際カンファレンス」それがRubyKaigi なのです。
こんな機会が広島である? めったいにないよね。それが今月なんよ。
講演がすごい
RubyKaigi の最高の売りはなんといってもトークです。
をご覧ください。それはもうレベルの高い提案が寄せられまくり、例年2並行セッションであるところを、今年は3並行セッションとなりました。
Ruby のお父さんこと Matz も
なんか見たいのがことごとく時間かぶり。体が3つほしい。
— Yukihiro Matsumoto (@yukihiro_matz) 2017年8月11日
link: Schedule - RubyKaigi 2017: https://t.co/rNJjQqNoOy
と述べておられます。
RubyKaigiはRubyに関する国際会議のなかでもぶっちぎりでナンバーワン
RubyKaigi は、Mr. RubyKaigi の松田さん (not マツダ) の言葉を借りると、「Rubyに関する国際会議のなかでもぶっちぎりでナンバーワンのカンファレンス」です。Rubyに関する国際会議は、
- RubyWorldConference
- RubyConf
- RailsConf
などたくさんありますが、RubyKaigi はこの中でダントツのクオリティだということです。 詳しくは、有名ポッドキャスト Rebuild の松田さん (not マツダ) が出演された回をお聴きください。
あと、日本でも技術者が運営するカンファレンスはいろいろあるけど、RubyKaigi は日本でやってるものの中では最大規模で、他のカンファレンスも RubyKaigi の運営を参考にしているということもあります。参加してその息吹を感じるだけでも貴重です。広島でですよ? 広島でその息吹を感じられるんですよ? すごくないですか?
参加料金が安すぎる・ドリンクアップがありすぎる
3日間通しのチケットが、~~10,000円ぽっきり (超早割; super early bird)~~(最初の500枚のみで既に売り切れ) 、今は 15,000円ぽっきり (早割; early bird) です。 国内外の企業によるスポンサがたくさんおられて、毎晩飲めます🍻。スポンサによる drink-up・懇親会が連日開催されるからです。
- スポンサの顔ぶれ http://rubykaigi.org/2017/sponsors
- 連日のパーティ一覧 http://rubykaigi.org/2017/parties Ruby Karaoke🎤もあるよ♪
これからのパーティ、RubyKaigi のチケットがある人は無料です。これだけで、会議参加にすると元が取れまくれてしまいます。ぐしし(≖‿≖)
そんなわけで Let's go to RubyKaigi 2017!
もう行くしかありませんねこれは。 みんなで行きましょう〜!
追記: Mr. RubyKaigi こと松田さんによる RubyWorld Conference との違い
RubyKaigi 本体と、RubyWorld Conference との違いなんなんだろうという読者の方の疑問に、Mr. RubyKaigi こと松田さん (マツダではない) が応えて下さいました。
RubyKaigiは、Rubyの国際カンファレンスの王道を目指して継続しているうちに徐々にテッキーな方向に煮詰まってきていて、近年ではRubyのイベントのくせに愛とかコミュニティとか言ってる発表が入り込む余地が一切ない、世界的にも類を見ないとんがったイベントになりつつあります。
— Akira Matsuda (@a_matsuda) 2017年9月9日
RWCは、そんなKaigiを踏まえて後発で出てきたイベントなので、何かそうじゃない方向を狙ってるんでしょう。実際、Ruby導入事例のご紹介(スーツ)、みたいなやつをRWCが持ってってくれてるおかげで、間違ってこっちにそういう提案が来ちゃっても心おきなく落とせて大変助かってます。
— Akira Matsuda (@a_matsuda) 2017年9月9日
つまり、どちらもそれぞれ違った観点でRubyの良さや楽しさを体感できる素晴らしいイベントだと思うので、気になる方は是非どちらも参加してみてください!
— Akira Matsuda (@a_matsuda) 2017年9月9日
まぁあと、RWCは自治体を巻き込んで(巻き込まれて?)、Rubyで島根を町おこし、的な目的もありますよね。島根は海産物や酒がうまくて最高だと思います。
— Akira Matsuda (@a_matsuda) 2017年9月9日