ワタタツの日記
2010 年 1 月 30 日 (土)
☆ 特許用草案: iPad を利用した楽譜自動移動表示・同時伴奏・自動採譜・自動採点装置
このたびは当社の製品を参照していただきありがとうございます。 この装置により是非新しい音楽体験をご堪能下さい。
楽譜自動移動表示
まず、iPad を音楽の鍵盤の譜面立てのあたりに設置して、楽譜が表示できます。純正のキーボードドックと同じようにキーボードドックにしてもいいですね。 もちろん今までの楽譜とは違います。手でめくることも出来ますが、今弾いているところがどこかを音認識をして自動的におっかけて譜面をめくってくれます。ノスタルジックなめくるモードだけではなく、スクロールなど紙媒体では出来なかった移動が出来ます。
同時伴奏
次に、自動的に伴奏がつけられます。ただ伴奏と同時に引くのならば既存のエレクトーンなどで十分可能であったでしょう。 この装置ならば iPad のパワーを利用して、どのテンポで弾いているのかも自動的に認識して伴奏を奏者にあわせてくれます。これによって、もう一定のテンポでしかれたレールの上を走る機械のカラオケの時代は終わります。一般の人でも飲み屋街で生伴奏がバックにつき、歌う人にあわせて演奏してくれたあの往年の音楽体験が戻ってくるわけです。おまけでキーボードの演奏入力のみならず本物の歌でもできる機能もあります。
自動採譜
作曲・編曲をする人にももってこいの機能が自動採譜機能です。入力したものは即座に楽譜となり仲間と共有できます。離れた仲間にも演奏データだけでなく、楽譜がすぐに転送できるでしょう。自動採譜だけならば既存の製品がありますが、即座に共有まで出来るところがさすが iPad を利用した製品と言えるでしょう。
自動採点装置
日々の鍛錬にもこの装置は欠かせません。基礎的なパッセージから、練習曲まで、きちんと指が動くように練習し、自動採点をしてくれます。あなたの弱点は自動的に見いだされ、それに特化した練習メニューが日々提示されます。 今までにない新しい基礎練習パッセージや練習曲は App Store からすぐに購入することが出来ます。これで最新のヒット曲の練習も密かに行うことが出来、あの子のハートはいちころ間違いなしですね。
総譜とパート譜を行ったり来たり
オーケストラや吹奏楽なら各パートの奏者も総譜 (スコア) を参照することの重要さをご存じでしょう。
- このパートはどんな役割だろう
- 他のパートはこの拍ではどのような動きをしているのだろう
- ここの全体の和音はなんだろう
などを知ることは自分の演奏に大変役に立つ情報でありそれらは総譜から得られる情報です。 この装置ならば、パート譜を見ながら簡単なタップ操作で総譜とパート譜を行ったり来たりできます。 総譜もフルスコア・コンデンスドスコアの形を選べて、コンデンスドスコアならば和音を素早く確認するのにも役立つでしょう。またこの装置ならば自動的に和音を解析して表示してくれ、準成長にするためには何セント音程を上下すればいいのかもアドバイスしてくれます。 まさにこれは全国の吹奏楽部必携のアイテムとなるのです。
楽譜への書き込みも思いのまま
オーケストラや吹奏楽なら自分の楽譜に書き込みをすることが欠かすことの出来ない作業であることはよくおわかりでしょう。 指揮者の指示や自分で気をつける場所に丸をつけたり、文字で書き込んだり、自分独自の気をつける記号を手書きですらすら書き込むために、拡大したりペンをさっと出していろんな図形を書き込むことが出来ます。
そしてこの装置ならば、書いたものも完全に削除することなく表示の取捨選択できます。 いついつ書いたものだけを表示、非表示なども選択できるため、昔の指揮者の指示、去年のパートリーダの指示、過去の自分の考え方などを消して、新しい指導者の指示や新しい今の自分の解釈を書き込んだり表示することが思いのままです。
やはりこれは全国の吹奏楽部必携のアイテムとなるわけです。
なんつって
・・・って「特許」というのはどうでもよくて、わしが会社を取り締まっていたら今すぐに YAMAHA とか CASIO とかにこの企画を持って行って話をつけてくるでしょう。もう既に動いている会社はあるんだろうなあー。さてどこがやってくれるか楽しみです。 この手の今まであったものを未来風に翻訳するという製品はこれから iPad でいくらでも出てくるだろうなあ。想像しているだけで面白いです。
追記: http://twitter.com/#search?q=%23ipadscore はいもうとっくに始まっておりましたよー。
こういうのいいなあ→ RT @plusadd: iPad楽譜のイメージを書いてみた。 http://twitpic.com/107rf3/full 未来を作る人たちはどんどん動いていらっしゃいますね。尊敬のまなざし